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0.1. 区間はsemialgebra(感覚を数式に落とし込む+細かい議論)
前提知識:有界,上限+下限
. An interval in is a set in such that .
Then, is semialgebra, that is if (i) and (ii) for any , there exis sets , for some , such that for , and
(Proof)
(i) は定義通りに示せるので略.
(ii) for any , there exis sets , for some , such that for , and .
を示す.
をintervalとする.と時はとなりはIntervalであるのでOK.
が単集合の時も自明であるので,以後は空集合でも単集合でもないとする
と定義する.
Intervalであるを以下のように定める.(後にを定めて,であることを示す)
(1)の場合
は下に有界でない.この時はと定める.
(2)が上に有界でない場合
の定義よりとなるので.これはとなり矛盾するので,(2)は起こり得ない
(3)が上に有界である場合
上限が存在するのでとおく.
(3-1) ならばと定義する.
(3-2)ならばと定義する
(1)~(3)のいずれの場合でもの定義から
「とは互いに素」である.
またが上に有界ならば,有界でない場合はと定めるとである(*1)
(*1)の証明
(1)すなわちの場合はは下に有界でないことを考慮すると簡単に示せる.
(3)の場合
を任意にとる.より小さい実数でに含まれるものが存在するなら,とIntervalの定義よりであることがわかる.そうでない場合, すなわちの時を考える.
の定義よりである.この時(3-1),(3-2)のいずれの場合でもであることが示せるのでOK.
同様にしてについても考えると以下のようなInterval を作成することが出来る.
- とは互いに素
- が下に有界ならば,有界でない場合はと定めると$(a, \infty) \subset D \sqcup I$
が単集合でないことを考慮するとであるので, 最後にとが互いに素であることを背理法を用いて示す.
とが互いに素でない場合はが上に有界(上限をとおく)かつが下に有界(下限をとおく)で, である時に限る.
一方でを満たすが存在するならばの定義よりとなりが空集合となってしまうので矛盾.を満たすが存在する場合も同様の理由で矛盾.よって,を満たすならばの時に限るがその場合が単集合になり矛盾